【小ネタ】10分ビルドでつくるレゴミニ可動素体2015年版(試作)
お疲れ様です。DSK3です。
最近は別件で準備することがいろいろある関係で、極力レゴは触らないようにしているのですが(触ると時間がアッという間にすぎるので)
頭の中で良い形が組みあがった時だけグレーのブロックを引っ張り出して、ちゃちゃっと試作をくみ上げてみるという生活をしております。
前回ご紹介した変形ミニトラックロボなどもその方法で出来上がったものなのですが、
今回もそんななかでできた小ネタ的ロボとなります。
※10分くらいで組み合げたのでかなり半端なつくりになっちゃってますが、即席モデルということでご勘弁ください。
■カトウ氏の反省を生かし
過去に作り方を紹介したレゴロボに「可動素体カトウ」というものがありました。
(写真左側のロボ)
一度作り上げればそれなりの満足が得られるブツだとは思うのですが、パーツが足りずに挫折する方などもいるようですね。
実際このロボを作成したのもずいぶん前の話になりますので、いま可動素体を作成したらどのようなものになるのかな?というのも興味があります。
そんな流れで作成したのが今回のロボです。
カトウ氏の可動性を損ねることなくダウンサイジングし、かつ使用パーツの種類も極力抑えたバージョンとなります。
ここ1~2年で出回り始めた小型ボールジョイントですが、個人的にはうまく使いこなせておらず若干の苦手意識があります。
いざ変形ロボに組み込み…となると、まだまだよい組み方が見つからないんですよねえ。
単純にヒト型を作るだけならばこれほど使い勝手の良いパーツはないのですが、ボールジョイントで手足を組んだロボは、「どれもこれもシルエットが似通ったものになってしまう」印象がありまして、つねに自分流のロボを作りたいと思っている私にとっては「無理に使わなくてもいいかな」というレベルのものでした。
かといって最近はこのBJの登場でレゴロボを作り始めるという方も増え始めているようです。ずっと使わないのも考えものなので、以後は非変形のロボ以外の作品などでできるだけ使っていこうかなと思っています。
ちなみに今回は脚の付け根とひざ関節部分に使用しています。そういえば、脚関節に使うのは初めてかもしれませんね。
ただしこの小型ボールジョイントは「ボール関節が登場したことで関節を自ら工夫する必要がなくなり、有関節モデルが作りやすくなった」というだけで、可動性がよくなったり関節がすごい角度曲がるというものではありません。
逆に組み上げ方によってはいろいろな部分にパーツが干渉してしまって満足に曲がらないとか、360度いろいろな方向に曲がってしまうので仕上げがカッチリしないというマイナス点のほうが目につくかもしれません。
■何でもかんでも「動きゃいい」ってわけではない
ではボールジョイントとヒンジパーツを組み合わせたら?…という発想で思いついたのが今回のロボのヒザ関節です。
「ヒザ関節ブロック」を独立作成し、それに太ももと脛を結合するいういわゆる「2重関節」になります。
※組み方を解説したいのですが、最近海外でうちの作品の粗製濫用が目立つので写真は削除しました。
太ももとヒザを結合する関節をボールジョイントにすることで、「ヒザの曲げ伸ばし
」と「ロール軸」を兼ねています。
逆にヒザと脛の結合にはヒンジを使用して、ヒザを大きく曲げたときのサポート関節としています。ヒザ上のBJだけでは直角程度にしか曲がりませんからね。
ちなみに膝下の関節がBJではなくヒンジ結合なのは「BJを使うことで余計に動き過ぎてしまうことを防ぐ」ためです。
やはり遊びやすさも重要ですからね。
この2重関節のおかげでヒザを深く曲げることが可能となっています。(左ヒザ)
曲がり方もそこそこ自然なほうかなあと。
ヒザをついてのポーズもそこそこ自然です。
土下座ポーズなんかも楽にとれます。
片脚でもバランス感は十分です。これは可動素体カトウ譲りですね。
カトウ氏よりも各部がゴッツイめなので、個人的にはこちらのほうが好きです。
いつものハンドガンも装備できます。
足首関節は柔軟に作ってあるので、いつもより自由度が高いです。
ヒザつきポーズができると重火器を絡めたポージングが楽しいです。
そういえば今回の頭部は、自分がレゴを始めた5年位前によく使っていたデザインですね。(過去ブログの作品などで良く登場していました。)
可動素体よりパーツ数は減らしていますが、可動性能は落ちていません。(手首の可動は意図的にオミットしましたが)
開脚性能もよい感じですので、徒手空拳なども十分イケます。
アイアンマンポーズ的な。
あ、100円見っけ♩w
ミニフィグ乗りロボと大きさ比較。
前回ご紹介した変形ロボと。
右のロボも手乗りサイズですので、変形ロボにしては小さいんですが、いかに今回のロボが小さいかをわかってもらえるかと。
いかがだったでしょうか?
自分の関心どころは常に変形モノにあるので、こういった非変形のフィギュア的なものはどうしても軽く扱ってしまいがちなのですが、いざ作ってみると変形モノにフィードバックできそうな仕掛けなどに気付けたりするので、今後もたまに作成してみようかなと思います。
それではまた別の作品でお会いしましょう。